悪化? それとも改善? 肩コリと水泳の関係は?   

首周りの骨格が華奢で、筋肉量の少ない日本の女性は肩コリもちが多く、家事や仕事などで同じ姿勢を長時間続けているとどうにも肩が重くなり、ひどい頭痛に悩まされる人もいます。

いまや国民病とも呼ばれる肩コリは、マッサージなどで解消している人がほとんどなのです。

しかし、実はマッサージはあくまでも対処療法で、再び同じ姿勢を長時間続ければ、せっかく取れたこりはすぐに戻ってしまいます。

そんな慢性的な肩コリに悩む人に試してもらいたいのが、水泳を利用した肩コリ解消法です。

今回は肩コリと水泳に焦点をあてて、肩コリ改善のポイントなどについて解説していきます。

水泳が肩コリ解消に効く理由

肩コリ解消と水泳については、「水泳は肩コリ解消にとっても効果的」という意見と、「水泳をすると肩コリがひどくなる」という、二つの意見があります。

ズバリ言いますと、水泳は肩コリ解消に効果的な運動方法です。

なぜなら、肩コリは同じ姿勢を取り続けることで肩の周りの筋肉が疲労して乳酸が溜り、ほぼ筋肉痛を起こしているのと同じ状態で、無理のない範囲で運動をして多くの酸素を取り込めば、乳酸の排出をスムーズにして肩コリを解消する効果があるからです。

数ある運動の中でも、水泳が肩コリ解消に効果的だといわれる理由には、次の3つの理由があげられます。

  1. 水泳は肩まわりの筋肉を、無駄なく使うことができる
  2. 水泳は全身の筋肉をバランスよく使い、インナーマッスルを鍛える効果がある
  3. 水泳は有酸素運動で、全身の血行を良くして、乳酸スムーズに排出させる

ジムのマシーンを使った筋トレでは負荷が大きく、筋肉を傷めて肩コリを悪化させてしまうリスクが高いのですが、水泳であればそういった心配はいりません。

泳ぐことは左右の肩の筋肉を均等に動かす運動なので、水圧に逆らって、ゆっくりと前へ泳いでいくだけで、つらい肩コリをスッキリと解消することができるのです。

肩コリにお悩みの方はぜひ試してみて下さいね。

水泳で肩コリを解消する場合の注意点

その反面で気を付けなくてはいけないのが、水泳のやり過ぎです。

いくら肩コリ解消効果があるからといって、何時間もフルパワーで泳ぐ、友人とタイムを競って全力で泳ぐことを繰り返すなんてことをしていると、肩まわりの筋肉に過剰な負荷がかかってかえって肩コリを悪化させてしまうので、くれぐれも「ほどほど」を心掛けて下さい。

また、肩コリ解消に効果的な泳ぎ方を選択することも大事です。

平泳ぎやバタフライは大きく肩を動かす泳法ではありますが、息継ぎのときに頭を大きく上げて水面に出すことで、首や肩の筋肉に大きな負荷をかけてしまい、肩コリを悪化させるリスクがあります。

肩コリ解消に水泳をするのであれば、以下の2つの泳ぎ方が良いでしょう。

■クロール……肩甲骨が後ろに寄りやすい人の肩コリ解消に効果的

■背泳ぎ……肩甲骨が前に寄りやすい人の肩コリ解消に効果的

肩コリの状況によって泳ぎを選ぶのもポイントです。

自分の肩コリに合った泳ぎ方・運動量で、つらい肩コリをスッキリ改善していきましょう。